11/6 日曜歴史館(歴史講座)を開催します

茨城郷土工芸考-粟野春慶・結城紬と伝統-

当館 田中 伸吾

平成28年11月6日(日)14:00~15:30 当館・講堂

木、漆、絹、石などの天然資源に恵まれた茨城では、それらを原材料としたさまざまな工芸技術が伝えられてきました。その中でも現代まで受け継がれた技術は、その歴史や伝統が評価され、国や県によって無形の文化財として指定・選択されています。今回の講座では、県内に現存する伝統的な工芸技術から「粟野春慶」(国選択無形民俗文化財)と「結城紬」(国指定重要無形文化財)にスポットをあてます。


「春慶塗」とは透明漆を用いる漆工芸です。室町時代に発祥したという粟野春慶は、現存日本最古の春慶塗と伝わっています。「紬」とは節が多く太い絹糸(紬糸)から織り出される織物です。結城紬の源流は『常陸国風土記』に記載のある絁(あしぎぬ)という織物にあるといわれています。双方とも、その原材料・製法・製作道具などにおいて、日本の漆芸・染織技術の古態を今に伝えています。本講座では、粟野春慶と結城紬を例に工芸技術における伝統の形成について考えます。

定員:200名(当日9:30より整理券配布) 

お気軽にご参加下さい