2/5 日曜歴史館(歴史講座)を開催しました

 

「安得虎子」にみる佐竹氏・大掾氏
-宮本茶村新規公開史料紹介によせて-

当館 寺﨑 理香

平成29年2月5日(日)14:00~15:30 当館・講堂

 宮本茶村(元球,尚一郎)[1793~1862]は,水戸藩領であった行方郡潮来出身の漢学者・考証学者です。藩主徳川斉昭にその才を賞され,郷士となりましたが,晩年は中世常総地域の歴史書の編纂に専念しました。茶村の著述は『常陸誌料』としてまとめられましたが,その叢書編集のために収集した史料・古記録などを『安得(あんとく)虎子(こし)』と称する冊子にまとめていたことも知られています。現在,『安得虎子』は東京大学史料編纂所写本6冊しか伝わっておりませんが,このほど,10冊以上の原本が確認され,当館において公開の予定です(公開はデジタル写真帳)。
今回の講座では,貴重な中世史料集『安得虎子』のご紹介を兼ねながら,色川三中(みなか),長島尉信らとの交友関係に基づいた史料収集について解説します。特に茶村が収集した常陸佐竹氏・大掾氏らの史料を取り上げ,近世人の捉えた中世像,茶村自身の常陸中世史探求の課題などにせまれればと思っています。

定員:200名(当日9:30より整理券配布) 

お気軽にご参加下さい