日曜歴史館(11月5日)のご案内

原田明善のみた幕末・明治-赤沼から小笠原まで-

当館 笹目 礼子

平成29年11月5日(日)14:00~15:30 当館・講堂

 

ひとすちに 直きを臣の 心にて 道二方に ふみなたかへそ

 

 これは、水戸藩士原田明善が牢につながれていたとき、二人の幼子に残した歌です。明善は、改革派の藩士として水戸徳川家に仕えましたが、その中でも鎮派といわれる立場で、奥右筆頭取として藩政の中枢を担った時期もありました。しかし門閥派が政権を握ると慶応元年10月揚屋入りを申し付けられ、それが許されたのは明治元年3月でした。

 

 明善は牢生活における詩歌や述懐を「風檐(ふうえん)詠草(えいそう)」にまとめています。凄惨なまでの水戸藩の内訌を当時の水戸藩士がどう受けとめてきたのか、「風檐詠草」を読み解き迫ってみたいと思います。また明善は、明治8年政府が日本帰属のため派遣した小笠原諸島調査団の一員となり、報告書を残しています。それは「公文書ではわからなかった調査の過程がいきいきと伝わってくる」と評される記録です。それら明善にかかわる資料を紹介し、元水戸藩士が明治期に果たした役割なども考えてみたいと思います。

 

定員:200名(当日9:30より整理券配布) 

お気軽にご参加下さい