日曜歴史館(2月4日)のご案内

佐藤進とその時代-「仁」をつらぬいた名医の生涯-

当館 石井 裕

平成30年2月4日(日)14:00~15:30 当館・講堂

 

 

 鮮烈な印象とともに,その時代に生きる人々に共有される歴史的な場面というものがあります。第3代順天堂主・佐藤進[1845-1921,久慈郡太田村村出身]の場合,その最たるものは,明治28年(18953月,下関講話談判中に起きた清国全権大使・李鴻章の狙撃事件であったでしょう。見事な手技で李の治療に成功した佐藤は,有名な《活人劇》問答が全国に報じられたこともあり,一躍,時の人となりました。「我が軍刀は人を殺める殺人刀にあらず,人を活かす活人剣なり」。その佩刀を見た李から「貴方も人を殺すのか?」と問われた佐藤が,当意即妙に返した答えです。以降,《活人剣》は,佐藤と,清国に勝利した明治日本の栄光を象徴する言葉となっていきます。

 時代の寵児となった佐藤進。しかし,その生涯は,身分や国籍に関係なく,そこに助けを求めている人がいるかぎり,その身を挺して《活人剣》をふるいつづけるという,「仁」(他者へ捧げる愛)の精神に貫かれたものでした。本講演では,この「仁」という言葉をキーワードに,名医・佐藤進の生涯をたどりたいと想います。

 

 

定員:200名(当日9:30より整理券配布) 

お気軽にご参加下さい