茨城大学地域連携講座(7月8日)のご案内

藤原鎌足と常陸-中世における伝承をめぐって- 

講師 茨城大学教授 伊藤 聡氏

平成29年7月8日(土)14:00~16:00 当館・講堂

 

藤原氏の始祖である鎌足が常陸国の生まれだという説がある。これは平安後期の『大鏡』に初見し、中世においては幸若舞の『入鹿』に取り入れられ、ひとつの物語として広く知られるようになった。すなわち、常陸に流された父母より生まれた鎌足は、赤児のとき霊狐よりひとふりの鎌を授けられ、長じて後上京、その鎌を以て帝位を狙う蘇我入鹿の首を切って天下を救ったというのである。この話の背景には、天皇即位のとき藤原氏の関白より新帝に授けられた即位灌頂という中世に行われた秘儀と、藤原=中臣氏の氏神である鹿島神宮の信仰がある。本講演では、即位灌頂や鹿島信仰の中世における展開を通じて、鎌足と常陸を結びつける不可思議な中世の伝承世界を垣間見ることとしたい。

 

定員:200名(当日9:30より整理券配布) 

お気軽にご参加下さい