テーマ展Ⅱ かもす -茨城の酒-

かもす
―茨城の酒―

 古来、酒は冠婚葬祭などの「ハレ」の場で酌(く)み交(か)わされる特別な飲み物でした。しかし、時代を経(へ)るにつれ、酒は日常の空間である「ケ」の場に近づき、今では、日(ひ)頃(ごろ)の晩酌でも楽しめるような、身近な存在となっています。
 豊かな水源をたたえ、米づくりの盛んな茨城では、古くから酒造りが行われてきました。奈良時代の初期に編纂(へんさん)された『常陸国風土記』には、人々が酒を醸(かも)し、飲み楽しむ様子が記されています。近世には、水戸藩領内だけでも、2000軒近くの造り酒屋が軒を連ねました。現在でも、茨城県内には関東地方でもっとも多い、46軒の造り酒屋があり、酒造りの技が受け継がれています。
 今回の展示では、文書史料から茨城の酒造りの歴史を紐(ひも)解(と)き、日本酒が醸されてから飲まれるまでの、人々と酒の関わりを、昭和の初期まで実際に使用されていた醸造道具の数々や、多種多様な酒器などの資料を通して紹介します。

展示解説

5/24(日),5/30(土),6/13(土),6/21(日)

いずれも11時~,14時~

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